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運動戦略/勧告

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Movement Strategy/Recommendations and the translation is 100% complete.
ウィキメディア運動2030年運動戦略の勧告

10の勧告

2017年、私たちはウィキメディア運動を将来へと前進させる戦略の方向性を策定しました。2030年にはウィキメディアが無料の知識の生態系にかかせない社会基盤になり、私たちの理想を共有する人ならだれでも参加してもらおうという目標を立てました。

2年間を費やし、運動の全域から集まった人々がこの目標達成に向けてどう取り組めば良いか、参加型の開かれたプロセスに参加して協議してきました。成果として勧告一式とそれを支える原則が出揃い、構造とシステムの変革により、私たちの運動の将来を共に築い ていく可能性を提言します。持続可能性と包括性を保って成長する方策を示すものです。新しい機会をとらえ最大限に活用する道や、現在から未来にわたり課題にどう取り組むか示唆します。サービスとしての知識、知の公平性に至る道を指し示します。そうすることで全ての人が – すでにこの運動に参加している人も、これからやってくる人も – フリーな知識をとらえて共有し、入手するために役割を担うことができます。

勧告をご紹介しましょう。

私たちの運動の持続可能性を高める 技能や指導力向上に投資する
ユーザーの経験を向上 内部情報の管理
安全と包括性を確保 影響力のある主題を見つける
意思決定に公平さを確保 フリーな知識における革新
利害関係者同士の調整 評価し反復し、取り入れる

イニシアティブは40件超

イニシアティブの概略図

それぞれの勧告は「イニシアティブ」と呼ぶ単位に分割します。これらは作業対象の領域として、ウィキメディア運動を横断して皆さんと一緒に取り組む必要があるものです。中には作業の調整が欠かせないものがあります。あるいは実施するならローカルの文脈に合わせていくものがあります。どれも全て、複数の人が参加して協力して実現するものです。というわけで、参加してください。イニシアティブの詳細を知るには、こちらをクリック。

勧告が示す内容を理解するには

運動戦略の文書化について、以下のリンク先のページにあげた最終稿は、変革の勧告10項目指標となる方針10項目変革を語るで構成され、個別の勧告同士の相関性を示し、総体として私たちが戦略の方向性に沿ってどのように進めば良いか支援するものとなるように設計されました。またポイントとなる言葉をまとめた用語集、文書の概要もあります。前回の版以降の勧告の変更点は、変更ログをご参照ください。

下記の勧告はそれぞれWhat(課題名・旧:何を)、Changes and Actions(変革と行動・旧:その方法は)とRationale(理論的根拠・旧:なぜ)で構成します。課題名 What は需要もしくは戦略の野心的な焦点を表します。変革と行動 Changes and Actions は、達成に要する出力と結果を示します。また理論的根拠 Rationale には背景と、変革と行動がなぜ2030年の戦略的方向性への移行支援に必要か、複数の理由が含まれます。これらの勧告は互いに関連し補完します。並べた順序は、重要性または優先順位を暗に示すものではありません。

運動が策定した勧告

Increase the Sustainability of Our MovementImprove User ExperienceProvide for Safety and InclusionEnsure Equity in Decision-makingCoordinate Across StakeholdersInvest in Skills and Leadership DevelopmentManage Internal KnowledgeIdentify Topics for ImpactInnovate in Free KnowledgeEvaluate, Iterate, and Adapt

このコンテンツはほぼ2年間をかけ、世界のおよそ100名のウィキメディアンが参加して製作しました。ボランティア、提携団体ならびにウィキメディア財団の職員や理事、さらに連携先の組織の代表が参加しています。オンライン協議や対面ほかの個別の話し合いを経て、草稿のそれぞれの項目にご意見ご提案を集めました。まさにウィキメディア運動全体にわたる参加型の道のりでした。このコンテンツ作成に参加した人々の一覧はこちらです

ほかのファイル形式でこのコンテンツを体験しませんか?

これら勧告についてさまざまな方法で学べるように、視聴覚素材をご用意しました。

包括性の作業部会の参加者と草稿執筆部会のメンバーであるマーク・ミケル・リベ Marc Miquel-Ribé とも洞察を共有し、勧告がいかに提言され、どのような発想をまとめたものか、 こちらのインタビューでご紹介します(英語版)。